ルーフキャリアブラケット


THULEのキャリアにTERZOのルーフボックスを取り付けるためのブラケット(取付金具)の製作をご依頼頂きました。

 

車両の乗換えに伴い、ルーフキャリアも更新したが、そこにお手持ちのルーフボックスを取り付けるための調度良い金具が見つからないのでワンオフで製作をしたいとのことでした。

 

こちらが今回新しくされたキャリアバーです。

空気抵抗を減らし、風切り音などを減らすことに絶大な効果があるTHULE(スーリー)の「ウイングバー」という商品だそうです。

とても格好の良い商品ですが、弱点として汎用性が無く、ブラケットもTスロットに収まる専用のものを用意する必要があり、またそのブラケットに取り付けられる製品はTHULEのものに限られてしまいます。


一方、こちらがTERZO用のブラケット金具です。一般的な30mm x 20mm程度のキャリアバーに取付けることを想定されています。THULEのウィングバーのサイズである80mm x 27mmに対応出来る同様の金具が市販されていれば問題ないのでしょうが、市販はされておらず、また代用となるような金具も見つからなかったことから今回の製作依頼に至りました。

 

このような形状の金具を実際に製作するとなると、2つの方法が考えられます。

1.板を折り曲げて製作する。

2.金属ブロックから削りだす。

 

単純な形状であれば板曲げ加工の方が安く上がるケースが多いのですが、今回の金具は、"板厚がそこそこ厚い"、"ネジの抜け止めとなっているエッジ部分の返しが折板では無理(金型を作ってプレス加工であれば可能であるがコスト的に現実的ではない)"等の理由からお客様と相談の上、「金属ブロックから削りだす」ことになりました。

元の金具はステンレス製ですが、材料費、加工の容易性を考慮し、材質はアルミとしました。アルミはステンレスよりも強度が弱い分、元の金具より全体を厚くして強度を稼ぎます。

取り付けた際にガタつかないように、けれども、タイトすぎて取付け取外しが困難にならないように、元のバーと金具の寸法に、新しいバーの寸法と厚みの増幅を加味し、簡易な設計図を作成してアルミブロックを削っていきます。

完成です

取付け取外しの際に車のボディに傷を付けないよう全体的に角にRを付けました。

安全性を考え、ネジの抜け止めもしっかり目に立たせました。


後日、お客様より実際に取付けた画像をお送り頂きました。

きちんとフィットしてくれたようです。

その後、半年ほどご使用頂いているようですが、特に問題は出ていないとのことです。

 

今回は1セット(4個)のみのワンオフ製作のため、それなりのお値段となってしまいましたが、ご参考までに10セット(40個)ロットであれば、1セット(4個)あたり材料費込みで\16,000ぐらいの加工となる感じです。

 

このような、メーカー規格の違いによる"ちょっとした困った"の解決事例は他にも幾つか手掛けさせて頂いております。マウントサイズの違い、穴ピッチの違い、形状の違い等々、少し加工したり変換アダプターを作成することにより高価な製品を買い換えずに再利用出来るケースもございます。

そのようなケースでお困りの際は是非ご相談下さい!

 

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